前回、コペンに AUTO-VOX V5 Proを取り付けできるように、
電源をアクセサリ電源から取得できるように改造しました。
今回はこの改造した AUTO-VOX V5 Proを
実際にコペンに取り付けるところを書いておこうと思います。
以前にスマートミラー型のドライブレコーダーは取り付け経験済みだったので、
今回は楽勝でしょ?とか思ってたのですがやっぱり手こずってしまいました(笑
目次
配線と取り付け作業をしていくよ
ということで、今回カスタマイズを受けるコペおじのコペンです!
外見はノーマルに近いですが、
車内は色々手を入れていてコペおじカスタムされています。
現在取り付いているスマートミラー型ドライブレコーダーは
11インチで大振りなものなので、コペンにはちょっと大きすぎるかなといった感じです。
前回のスマートミラー型ドライブレコーダーは電源、GPS、バックカメラの配線が出ています。この配線を外して新しいドライブレコーダーの配線に切り替えます。
グローブボックスからミラーまで配線
コペおじはスマートミラー型ドライブレコーダーの配線をグローブボックスから2つに分けて考えてます。
一つはグローブボックスからルームミラーにかけての前方の配線、もう一つがグローブボックスからウインドディフレクターに向けてのバックカメラへの後方への配線です。
こちらは過去に詳しい解説はしましたので、今回は要所要所での解説となります。
コペンのAピラー周りの外し方の解説を詳しく知りたいという方は、
安全対策のためコペン(L880K)に衝突警報システム Maemite(マエミテ) FCW-L1を取り付けるよ。こぺおじです。[動]
こちらを見ていただけるとよりわかりやすくなっていると思います。
Aピラーの内張りを剥がしていきます
配線を見せないようにするために、
今回も内張りに配線を隠していきます。
ネジはトルクスのT30番とプラスネジの2番を使います
コペンのループロックのネジには少々特殊な
トルクスのT30番のネジが使われています。
トルクスドライバーはホームセンターで購入できるので、
格段に外すのが難しいというわけではないのですが、ドライバーセットに含まれていない可能性もあるので、別で揃えておくか、車整備用にラチェットレンチセットのような整備用のものを揃えておくと便利ですね。
Amazon E-Value ソケットレンチセット ESR-2038M 差込角:6.35 38点 1セット
価格:2,524円
コペおじは、4年前にAmazonで上の商品を購入しましたが、
コペンをいじるときには不自由なく使えています。
助手席側のルーフロックに2つ
運転席側のルーフロックに2つ使われています。
ここのネジは純正でもネジロック剤が塗布されているので、初めて緩める場合はそれなりに力必要となります。
そして、プラスネジの2番も必要となります。
この2番は他の場所でも使われているので、
Aピラーを外すとき以外でも出しっぱなしにしています。
Aピラーを外すときはルームライトの2つのネジも外す必要があります。
ここはアース線の固定も兼ねていますので、ショートや感電には注意して外します。
あと写真を取り忘れてしまいましたが、
サンバイザーの根本を取り付けるためにも2番のプラスネジが2本ずつ、運転席と助手席で2つ有るので、4本のネジを取り外す必要があります。
トルクスネジはナメやすいので押し付けつつ回していきます。
天井についているネジなので、比較的アクセスしやすい場所には有るのですが、
それでも回しづらいので腰痛には気をつけましょう(汗
ルーフロックを外すと、ロックがされているかどうかを検知するボタンの配線が伸びているので、注意して外していきます。
ルーフロックの金具が意外と重たいので、マスキングテープなんかで
負荷のかからないように止めておくと安心かと思います。
そして、忘れがちのサンバイザーの
取り付けてあるネジも忘れずに外していきます。
コペおじは忘れてて内張りを剥がそうとしたときに、なかなか外れなくてなんでだろうと見回したときにネジを外してないことに気が付きました。。。
ネジを外せば後は引っこ抜くように内張りが外せます
すべてのネジをはせればあとはフックで止まっているだけなので、
まっすぐ下に引き抜けば外せます。
ヒラー側の内張りは、フックでついているだけなので簡単に外せます。
天井側のウェザーストリップをめくると端が見えるので、端をもって下に引き抜けば外れます。
このとき、ルーフロックの金具が垂れ下がった状態になりますので、
一緒に引っ張らないように気をつけてください。
はい、外せましたね。
コレでやっと配線作業をすることができます(汗
前に取り付けていた配線を取り外します
内張りをやっと外せましたが、ここから配線作業とはいかず、
まずは現在取り付いているスマートミラー型ドライブレコーダーの配線を取り外していきます。
コペンのピラーはそこまで大きくないので、
現在取り付けているスマートミラー型ドライブレコーダーの3つの配線でパンパンです。
配線は結束バンドで取り付けているので、
これらを外していく必要があります。
結束バンドを外していくには、ハサミでは大きすぎて配線も傷づけてしまうおそれがあるので、ニッパーを使うといいです。
結束バンドを外したときがこちら、
ケーブルがすごいですね(笑
これらから要らないものを取り去っていきました。
新しい配線のつなぎ方は前回解説していますので、
そのあたりは飛ばしたいと思います。
今回はコペンへの取り付けメインで書いていきます。
グローブボックスからAピラーに向けて配線していきます
こちらが今回取り付ける配線です。
前回とは違って1本の配線で済むので楽ですね。
配線の太さが3倍ぐらい太いので、通るかどうか心配ではありますが……
Aピラーへの配線はAピラーを外したときにできる隙間を通します
グローブボックスからAピラーへの配線はここの隙間を通していきます。
意外とここの隙間は大きいので今回の配線も楽に通すことができます。
付属しているGPS受信機もこのAピラーの隙間を通して一旦配線します。
前回では、今使っているGPS受信機を流用しようかと思っていましたが、
不具合して配線をやり直すのも辛いので付属しているものを正しく使うことにしました。
このガラスとインパネには割りと隙間が空いているので、グイグイと引っ張っていくとガラスとインパネの間に配線が入り込んでいきます。
結束バンドで新しい配線を止めていきます
この太い配線が新しく取り付ける、スマートミラー型ドライブレコーダー側につなげる配線になります。
純正の配線とまとめるように結束バンドで止めました。
もっとスマートに行うなら、この純正の配線が通っているチューブを通すのでしょうが、流石にここを通す技術はないので、横に並行してつなげるようにします。
こんな感じに等間隔に縛っていきました。
あまりたくさん取り付けると、間違って配線した場合の修正が大変になってしまうので、適度な量にします。
固定が終わったので、仮組みして具合をチェックします
配線が終わったら仮組みをしてみて、
配線が引っ張った感じがないか、内張からはみ出るような箇所がないかとかをチェックします。
今回は過去で一番キレイに取り付けできたと思います(笑
太い配線を内張りから通すために内張りを加工します
どう考えてもこの太さの配線を内張りの中から外に通すことは出来ないので、
内張りの一部を切り取って配線を出すように加工します。
加工をされる被験者はこちら。
ルームミラーの穴を通せるかなとかも思ったのですが、
ルームミラーのカバーもありますし、ここに開けるより側面に穴を開けたほうがやりやすそうと考えて、ガラス側の側面を切り取ることにしました。
ということで、ニッパーで端を切り取っていきます。
本来ならドリルで丸く削り取ればきれいに最小限の穴ですんだとは思うのですが、この時はドリルを使うことが思いつかず、手元にある工具で作業してしまいました(汗
切り取った後の写真を取り忘れてすでに取り付け済みの写真です。
見づらいと思いますが、ルームミラーの金具付近にコードが飛び出ています。
太い配線の干渉もなく位置もちょうど良い位置で孔を開けることが出来ました。
ガラス側から見た時の写真がこちらです。
思った以上に目立たないのでこの対応は大正解だったようです!(笑
ただ、太いコードの先端がちょっと目立つかなといった感じですね。
AUTO-VOX V5proをミラーに取り付け
純正風ということで、AUTO-VOX V5 Proはルームミラーを交換して取り付けるタイプになっています
コペン(L880K)のミラーは
フロントガラス側の根本を90度ひねると外せます
このようにルームミラーの根本をもって
90度ひねると下に引けるように外せます。
ルームミラーの形式にはたくさんあり、
日本だとコペン(L880K)のようなタイプは珍しいようです。
AUTO-VOX V5 Proはトヨタ、日産など一般的な車種にはポン付けできるようになっているみたいなのですが、コペン(L880K)にはポン付けできるようにはなっていません……
そのため、付属しているアダプターを使う必要があります。
他の商品ではこのアダプターがないため、対応車種が少ない物が多いのですが、
AUTO-VOXさんはこのあたりのサービスもいい感じですね!
ルームミラーを外すとこんな感じにフロントガラスに取付金具がついています。
AUTO-VOX V5 Proはいろんな車種に対応するために
ルームミラーに取り付けるアダプターが複数用意されています。
コペンには「カムロック」タイプのアダプターが使えます
コペン(L880K)のルームミラーは「カムロックタイプ」と
呼ばれるものになっています。
AUTO-VOX V5 Proでは写真の左側のアダプターを使います。
右の袋にもアダプターがありますが、
コレは一部のホンダ車やスバル車用のアダプターになるようです。
ただコレだけだとうまく固定できないために、
右側の袋に入っているネジ山だけのネジを使って固定します。
アダプターを下から上にスライドさせるように通せば固定できます。
下に穴が空いていますが、ここにねじ山だけのネジを取り付けて固定します。
こんな感じで取り付けます、でコペおじは
「えっ?
このネジどうやって締めるの?
手締め???」
とか戸惑っていたのですが、
ネジの入っていた袋に対応するレンチが入っていました。
相手がガラスなので、何処まで締め上げてよいかわかりませんが、
少しキツめに締めたほうが車の振動などの緩みが少なくて安心かなと思います。
グローブボックスのアクセサリー電源から電源を取るよ
コペおじのコペンはアクセサリー電源をフローブボックスに増設していて、増設した機器はこの電源を利用しています。
そして、前回アクセサリー電源から電源を取れるように
AUTO-VOX V5 Proも改造しているので、ここから電源を取るようにします。
配線自体は先程の作業で、グローブボックスまで持ってきているので、
あとはここにつなぐだけになります。
こんな感じに取り付けました。
真ん中のアクセサリー電源がビニルテープでぐるぐる巻になっているのは、
このアクセサリー電源ボックスが少々ゆるく外れやすかったので、ビニルテープで取れないように固定しています。
あとで、ハズレ防止のアクセサリーボックスを買い直しました。。。
配線はグローブボックスにとりあえず入れておきました
で、肝心のAUTO-VOX V5 Proの配線は隠しきれなかったので、
一旦グローブボックス内に入れることにしました。。。
カーナビの奥側など隠せる場所は探せば出てくるのだと思うのですが、
隠し場所については後々探していこうと思います。。。
グローブボックスから ウインドディフレクターまでの配線
そして、今度はバックカメラへの配線をしていきます。
今まで使っているカメラが使えそうでは合ったのですが、
延長ケーブルの配線が変換コネクタも兼ねているようで、
今回のAUTO-VOX V5 Proにはポン付けで取り付けることが出来ませんでした。
そのため、付属している延長ケーブルを
ウインドディフレクターまで引っ張って来る必要があります。
今回は2回めということもあり前よりかは詳しく説明しません。
コペンのセンターコンソール周りの配線を詳しく知りたいという方は、
カーナビのバックカメラ「AUTO-VOX CAM6」を取り付けるよ。(配線を車内後部からフロアコンソールを通して車内前部に引き込むよ編)コペおじです。
こちらを見ていただければより詳しく解説してますので、
参考になるかと思います。
延長ケーブルを
グローブボックスからウインドディフレクターに通していくよ
こちらが配線を通すバックカメラの延長ケーブルです。
コペンに対してとんでもなく長いので、1~2mほど余ります。
ワンボックスタイプの車に対応するため長めに作られているんでしょうね。
このAUTO-VOX V5 Proにもバック信号を受け取るとバックカメラとして使えるようにバック信号線の配線があるのですが、すでにカーナビがバックカメラとして使えるので今回はこの機能を使いません。
そのため、絶縁テープでバック信号線を絶縁して、じゃまにならないように結束バンドでまとめておきました。
すでに通した配線を使って新しい配線を通していく作戦です!
バックカメラへの配線は、グローブボックスを通し、カーナビの後ろを伝い、センターコンソールを端から端まで通した後に、ウインドディフレクターまで配線を回す必要があります。
この配線、かなりめんどくさいのでなんとかいい方法はないかなと考えたところ、前回通した配線を使い、新しい配線もそのまま通すことが出来ないかと考えました。
手順としましては、今まで使っている配線の終端に、新しく配線したい線をガッチリと固定します。
上の写真だとビニルテープで繋いでいます。
古い配線と新しい配線を繋いだ状態で、ウインドディフレクター側から古い配線を引っ張っていけば、古い配線を伝い新しい配線を通すことができるんじゃないかと考えたわけですね。
これはコペおじ頭がいいですね!
現実はうまくいかないね(笑
ということで、配線を通し終えた状態となります。
やりましたよ!通せました!
いや、まあセンターコンソールを結局外したんですけどね。
途中までは通るんですが、やっぱり配線が細い場所に入り込んでしまったり、どこかに引っかがってしまって、途中で通せなくなってしまいました。
ということで、大人しくセンターコンソールを外して
手で配線を通しました(汗
余分な配線はセンターコンソールにまとめておきました
バックカメラにつなぐ延長ケーブルの余分な部分は、センターコンソール無いにまとめて隠すことにしました。
ここならば他の配線も邪魔にはならないので事故が少ないと思います。
ウインドディフレクターを外してカメラの配線をし直します
そして、カメラへの配線をするために、ウインドディフレクターの下に有る配線を行うために、ウインドディフレクターを外します。
ウインドディフレクターのネジは罠で、これを外す場合は左右の支柱のどちらかのカバーを外せばOKです。
上の写真のようにバーとカバーの隙間にマイナスドライバーや内張り剥がしを突っ込んで上へこじるように動かすとカバーが外れます。
カバーが外れると支柱が丸見えになるので、ウインドディフレクターを上に上げると取り外すことができます。
もう片方も外せますが、ウインドディフレクターを外すだけならば
片側外せば取り外すことができます。
ウインドディフレクターを外せば、下にある内張りを外すことができます。
内張りは2つのフックで止まっているだけなので、真上に引き抜けば簡単に外れます。
写真の右に見えている黄色の配線がリアカメラの配線です。
ここまで配線を通しているので、
これを新しいものの配線に切り替えれば完了です。
これで全工程完了です!
お昼1時から初めて5時過ぎまでかかってしまいました(汗
前回は2日がかりだったのでかなりのスピードアップではあったのですが、
やはりコペおじは手順が悪いのか2時間以上かかってしまいました。
その分取り付け自体はそこまで悪くなくできたと思います。
動作確認!
ということで、キーをAACにひねって動作確認します。
ここで動かなかったら目も当てられませんからね(汗
で、ちゃんとドライブレコーダーは動いているようです。
良かった。
時刻も正しい表示ができているので、
GPSの取得も正しく行われているようです。
違い製品のリアカメラだと後ろの映像が……
後ろのカメラはコペおじがめんどくさがって今まで使っていたリアカメラをそのまま使ってしまいましたが映像の取得は出来ているようです。
良かった良かった、と思ってこの日は終わったのですが、
翌日運転しててルームミラーの映像に強烈な違和感を覚えました。
この映像、逆像じゃなくて正像だ!
ということかと言いますと、文字を見るとよく分かると思うのですが、
鏡に写った映像は左右が反転しますよね?
ルームミラーも鏡なので左右反転になります。
でも、位置的には間違っていないので、車線変更時の確認時に右に車が居たらルームミラーも右に映ります。
で、コペおじがケチって前のスマートミラー型のドライブレコーダーのリアカメラを取り付けたせいで、左右反転せずに表示されてしまっています。。。
単純に後ろの確認だけならそれでも良いのですが、
左右への車線変更の際に、車の位置が逆になるのでかなり混乱してしまいます(汗
ということで、後日急いでカメラも付属しているリアカメラに取り替えました。。。
次回、画質とか操作感とかチェックします
無事に取り付けが終わりましたので次回は
AUTO-VOX V5 Proの使用時の感想や画質や音質周りを
書いていこうかなと思います!
前のドライブレコーダーより録画できる解像度が低いですが
それが影響するのか、明るさやスマートミラー型として使えるのか、
など色々見ていこうかなと思います。