コロナから復帰して1週間ほど経ちました。
世間で恐れられている後遺症もなく順調に回復しています。
とはいえまだ鼻の違和感があり
まだまだ完全には治りきってない感があります……
ということで、コロナ療養中に気になる記事を見かけたので
そのことについて書いていこうかなと思います。
どうやら
車検でのヘッドライト検査の方法が変わる
ようです。
といっても、殆どの車には関係なくて
旧車レベルの車ぐらいしか
関係がなさそうな内容ですが……
目次
車検のヘッドライトの検査内容
まずは車検時に行われている
ヘッドライトの検査について書いていこうと思います。
ヘッドライトって明かりがついていればOKではなく、明るさ、色、向きなど細かくチェックされます。
これは夜間の歩行者や対向車ににとって
歩行や運転の妨げにならないようになっています。
歩行者や対向車にとって眩しくなく、安全に交通できるようになっています。
(のわりには最近のLEDやHIDで明らかに眩しいがあると思うんですけど……)
光度
光度とは光の明るさです。
車検を通るにはよく6400カンデラ以上の明るさが必要
と言われています。
カンデラとは明るさの単位です。
そして6400カンデラとは電球で光っているヘッドライトの明るさ
ぐらいだそうです。
ヘッドライトは元々は電球で光らせていたので、
それに合わせた単位になっているようですね。
この6400カンデラという明るさは光っている電球やLEDの明るさではなく、ヘッドライトのリフレクターに反射した後の明るさです。
簡単に言うと
ヘッドライト全体が6400カンデラで光ってないと車検に通りません。
ただ、むやみに明るくしても
検査員によってはNGを食らうことがあるようです。
他の車と見比べて同じような明るさの電球やLEDを使ったほうが良さそうです。
交換用の電球やLEDにカンデラ数も書いてあるので、それを目安に買っても良さそうです。
色(色温度)
色も車検の検査内容に入っています。
わかり易い例がブレーキランプの赤、ウインカーの橙の2色を
ヘッドライトとして使うのはNGです。
理由としてはずばり
ブレーキランプやウインカーと紛らわしいからです。
で、車検は4000~6000ケルビン程度が合格ラインらしいです。
ケルビンというのは色温度のことで、
色温度が低いと赤や橙色温度が高いと白や青になります。
色に温度ってなんぞ?と思われるかもしれませんが、
炎を想像してもらうとわかりやすいと思います。
マッチやライターなどの炎の温度が低いときは赤色で、
コンロやガスバーナーなどの炎の温度が高いと青色に
なっているのと同じ感じです。
4000~6000ケルビンは若干橙色から若干青白い色までの色になります。
橙色が範囲に入っているのは、電球時代の色もOKにしているからでしょうね。
最近はHIDやLEDが多いので白から青白い色も多くなってきましたね。
古い車になるとこの色温度が足りなくて(黄色に近い色)になっていて
車検にNGになることが偶にあるようです。
光軸、光の向き
あとはヘッドライトから出ている光の向きも検査対象に入ります。
この向きというのは1mと10mで指定した方向が照らされているのかと
カットラインが正しく有るかどうかを調べます。
指定された距離に壁を置いて、そこに当たったヘッドライトの光の明るさが
既定値無いとNGになります。
この測定で初代コペンは車高が低いのとヘッドライトの形のせいで、
向きがかなり上向きに設定されてしまいます……
初代コペンに乗っている方で、車検後のヘッドライトの向きがかなり上向きになっていて高速道路を走ってた時に遠くの案内板を照らして恥ずかしい思いをしたことはないでしょうか?
コペおじはあります(笑
ということで、車高の低い車は車検を通す時に
光軸をいじられている場合があります。
そして、壁に当たったヘッドライトの形状も検査対象に入ります。
車のヘッドライトにはカットラインという意図的に光の拡散方向を制限した形状になっています。
このカットラインはライトの右下が光がカットされた形になっていて、
対向車や歩行者に対して光が直接入らないようにしています。
この光のカット部分が曖昧だと車検でNGになってしまいます。
以上がヘッドライトの車検に対しての検査内容になります。
車検のヘッドライト検査が厳しくなります
前フリが長くなってしまいましたが、ここから本編です。
そして2024年4月よりこのヘッドライトの検査が
ロービームオンリーとなります。
というのも、本来は車検での検査は原則ロービームだったのですが、
試験場の設備が整っていなかったので今まで猶予期間として
ハイビームの検査も認められていたようです。
1998年9月1日以降に製造された車が対象です
今後は1998年9月1日以降に製造された車がロービームで
それ以前に製造された車はハイビームで検査されます。
コペおじのコペンは2005年3月製造なので、
バッチリロービーム検査での対象となりますね。
2015年製造までの車は試験場の事情でハイビームでも特例で認められたので、
試験場によってはハイビームで検査されていたのかもしれません。
というこで、コペンによっては光度不足でハイビームで検査されていた場合、
来年の車検から車検でNGになってしまう場合が出てきました。
車のヘッドライトのそもそもの光度不足だけでなく、古い車だとヘッドライトが黄ばんでいて光を通しにくくなっていると光度不足になってしまうので、黄ばみも確認したほうが良さそうですね。
今、ワイルドスピードとかで人気が出ている古い日本のスポーツカーも
この年代に渡っているものが多いので、
車検が通るかヘッドライトを確認しても良さそうですね。
ということで、車検の検査方法が変わったよというお話でした。
おそらく大部分の車には影響はなさそうですが、古い車をあえて乗っている人や
ヘッドライトをカスタムしている人はもしかしたら影響がありそうな内容でした。
コペおじのコペンはロービームの光軸がいじられてるので
おそらく新しい検査方法でも大丈夫だと思います(笑