タイトル書いてみたけど、意味がわからん。
とはいえ最近、日本の自動車業界色々起こりすぎやろ。
ビックモーターやら損保ジャパンやらダイハツやら……
そしてここに来て噂は何度か出てましたが眉唾物だった
ホンダと日産の経営統合が発表されましたね。
コペおじ的には正直いいのか悪いのかはわかりません(汗
今回日本を代表する自動車メーカーの統合について書きたいと思います。
売るものがない日産
かつては日産・サニーとトヨタ・カローラで世界の自動車販売台数の1,2位を争っていた日産ですが、需要がないのに海外に生産工場を立ててしまったり、需要を読み間違えて売れない車を開発してしまったりと徐々に経営を悪くしていきました。
で一時は復活したのですが現在はまた厳しい状態が続いています。
なんでそうなっちゃったのっていう話ですが、原因の一つに「売る車が無い」というのもあるようです。
あのカルロス・ゴーンが社長になった時に経営改善のため無駄に多かった販売車種を売れるものだけ残してほとんど生産停止してしまったんですよね。
カルロス・ゴーンの手法によって徹底的なコストカットを行い数兆円あった負債を前倒しで返済し、奇跡と呼ばれるような復活を成し遂げました。
そしてルーノとアライアンスを組みルーノと部品を共有することで生産数を増やすことにも繋がり利益を出せるようになりました。
ここまでは良かったのですが、あまりにも売るものを絞ったせいで売る車がありません。しかも工場や関連会社の提携も切ってしまったため新しく車を開発する能力もなくなってしまいました。
最近発売したフェアレディZ RZ34も1つ前のZ34とプラットフォームは同じで、書類上はZ34と型式は同じものです。これは新しく車を開発すると衝突安全性の試験や膨大な書類作成が発生しコストが掛かります。前のプラットフォームを流用することでそのコストを省いて開発期間の短縮や開発費を抑えることができます。
その分、ビッグマイナーチェンジなのでモデルチェンジと違い、灯火器の変更の制限や車体の制限で思い切った変更ができなくなります。
このあたりからも自動車を1から開発する余裕がなくなっているのかなと感じました。
そこで日産は電気自動車にかけてリーフを開発し日本の電気自動車のシェアを多く獲得しました。が、国が猛烈に支援していた中国製の電気自動車に押されてしまい、世界では芳しくない状態が続いています。
そしてカルロス・ゴーンがレバノンに楽器用トランクでイクジットしてしまったため、ルーノとの関係も見直すことになり日産一人で経営を立て直す必要が出てきました。また、カルロス・ゴーンが裁判から逃げてしまったせいで日産のイメージも悪くなったのも影響しているんじゃないかなと思います。
ホンダしか居なかった
頼みの綱だった電気自動車は他の勢いのあるメーカーに抜かされてしまい、
祖業だったガソリン自動車も開発力の低下でなかなか新車を作れず、マイナーチェンジやビッグマイナーチェンジでしのいでいる状態でした。
そこで他の自動車会社に助けを求めるのは自然な流れだと思います。
一番に出てくるのがトヨタだと思いますが、日本などの資本主義の国では1社が事業を独占するのを禁止している事が多く、トヨタと日産が手を組むのは難しいです。
マツダやスバルやスズキ、ダイハツはトヨタと提携してますのでこちらも難しいです。三菱はすでに日産と手を組んでますのでできません。
あと残るのはホンダか光岡。
ということで「ホンダしか無い」というのが真相なのかなと思います。
ただホンダは今までほかと手を結ぶのを嫌ってたような感じがあったので、本当に手を組むとは驚きでした。
異業界のホンダジェットも生産ではゼネラル・エレクトリックと手を組んでますがそれはエンジン生産だけで、設計や開発、生産までほぼホンダ エアクラフト カンパニーが行っています。
(誰よりも飛行機開発を望んでいた本田宗一郎さんが存命中に始まったプロジェクトなのにホンダ本社に帰ってこなくなるという理由で隠されていたのは悲しい)
そしてホンダと日産って企業姿勢が真逆な気がしてるのでそのあたりどうやって棲み分けしていくのかが課題かなと思います。
ホンダはこだわりの強い自動車を作っていく感じの会社で
日産は世界で多く自動車を売る感じの会社です。
ドイツのフォルクスワーゲンみたいに大衆車や一般的な自動車部門を日産が、ポルシェのような高級車、高性能車をホンダが担当するのかもしれませんね。
今後どうなっていくのでしょうか?