突然ですが最近、普段の足がほしいと感じるようになってきました。
コペおじ、今でこそ東京住みのシティーボーイですが(汗
生まれは愛知の田舎民なので、移動自体はたくさんします。
が、田舎民は歩きません!
車を使うからっ!!!
という理由もありますが、
そもそもコペおじは徒歩移動圏内が45kmぐらいあり
とんでもない距離を歩いて移動したりします。
自宅から池袋まで徒歩で1時間かかるのですが
割と歩き切ったりします(笑
とはいえ、普段の移動で1時間もかけてられないってことで自転車や原付のような移動手段がほしいなと常々考えていました。
で、コペおじの中で最近「特定原付」というニューフェイスも追加されて
2輪部門がよくわからない状態になってきています……
それで、バイクってたくさんあるけど、法令的にどういう種類があってどれがコペおじが乗れるのかとかを改めて調べてみました。
目次
原動機付自転車(原付き)
<a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:PekePON” title=”User:PekePON”>PekePON</a> – <span class=”int-own-work” lang=”ja”>投稿者自身による著作物</span>, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
最高速度 | 時速30km以下 |
最大乗車人数 | 1人 |
二段階右折 | 必要 |
走行場所 | 車道 |
高速道路 | 走行不可 |
ナンバープレート | 必要 |
車検 | なし (自賠責の加入必須) |
最大出力 | 50cc 0.6kW 以下 |
免許 | 普通自動車運転免許 または 原動機付自転車免許 |
ヘルメット | 着用義務 (JISマーク付きのものに限定) |
これが俗に言う原付きですね。
最近この原付きの規格を変更しようという話が持ち上がってきて、
最大出力が緩和される可能性が出てきました。
電動バイクが登場して簡単に出力を増やすことができるようになったのと、
50ccエンジンは世界的には日本以外ほぼ需要がなく、
メーカー側も原付きを作るメリットが薄くなってきたこともあり、
80~90ccエンジンでも対応できるようにと規格を変えていくようです。
最近流行っている電動バイクもこちらの規格のものが多いと思います。
ヤフオクや中国のショップングサイトで5万~10万円で購入できますが、海外から購入したものは購入証明書がついてこないのでナンバー登録が出来ず公道走行出来ないので、目的がない限りは個人では決して買わないようにしたほうがいいです。
いまはどうかちょっとわからないのですが、
コペおじが自動車免許を取る際に一緒に原付きも乗れる免許がついてきました。
そのため、普通免許しかもってない人でも
このバイクは乗れる人はたくさんいると思います。
原付きの歴史が、戦後間もなくにお金がない時に乗れる乗り物として
軍から大量にエンジンが放出されたので
それを自転車に取り付けて売ったというものがあります。
そのため法令上の名称が「原動機付自転車」になっているんだと思います。
法令的にも自動車と自転車の中間という存在で
走行場所は車道で自動車区域なのに、
交差点などで2段階右折という自転車区域になっています。
コペおじがバイクを買うならこれが第一候補ですね。
免許取得の必要がないのですぐに乗れますし、
小型なものも多いので取り回しが楽です。
第二種原動機付自転車(原付二種)
<a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:Tokumeigakarinoaoshima” title=”User:Tokumeigakarinoaoshima”>Tokumeigakarinoaoshima</a> – <span class=”int-own-work” lang=”ja”>投稿者自身による著作物</span>, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
最高速度 | 時速60km以下 |
最大乗車人数 | 2人 |
二段階右折 | 必要 |
走行場所 | 車道 |
高速道路 | 走行不可 |
ナンバープレート | 必要 |
車検 | なし (自賠責の加入必須) |
出力 | 90cc (0.8kW) 以下 もしくは 125cc (1.0kW) 以下 |
免許 | 小型限定普通二輪車免許 以上のバイク用の免許 |
ヘルメット | 着用義務 (JISマーク付きのものに限定) |
そして余り聞かない原付きがこの原付二種です。
原付き以上普通バイク以下の存在です。
原付きの性能が上がって危ないよねってことで新設された規格になります。
蕎麦屋さんがよく配送に使っているスーパーカブや、
やんちゃなお兄さんが乗っている大きなスクーターがこの分類に
入ります。
この原付きを運転するには普通免許では出来なくて、
小型限定普通二輪車免許というものが必要になります。
おそらく、バイクの免許を取るときは普通二輪車免許から取ると思うので、
バイクの免許を持っている人ならばこの原付きも乗ることができるようになります。
制限速度が時速60km以下と余裕がありますので、
車道を走っても車の邪魔にはなりにくいかなと思います。
そのため、交差点での2段階右折がこの原付きでは必要なくなります。
このタイプの電動バイクもありますが、
バイク屋さん以外のお店の場合、区分がわからずに原付きもしくは電動アシスト自転車として販売していてそのまま乗ってしまったら法令違反となる場合もありますので、よく確認して購入してください。
普通自動二輪(一般的なバイク)
<a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:RichN” title=”User:RichN”>Rich Niewiroski Jr.</a> – <a rel=”nofollow” class=”external free” href=”http://www.projectrich.com/gallery”>http://www.projectrich.com/gallery</a>, CC 表示 2.5, リンクによる
最高速度 | 時速60km以下 |
最大乗車人数 | 2人 |
二段階右折 | 必要 |
走行場所 | 車道 |
高速道路 | 走行可能 |
ナンバープレート | 必要 |
車検 | あり |
出力 | 自動二輪車: 125cc (1.0kW) ~ 400cc (20kW) 大型自動二輪車: 400cc (20kW) 以上 |
免許 | 普通自動二輪車免許 (125ccまで) 大型自動二輪車免許 (二輪車なら全て) |
ヘルメット | 着用義務 (JISマーク付きのものに限定) |
いわゆるバイクです。
(バイク乗りの人に原付きをバイクと言うと起こる人もいますので気をつけましょう)
実際には普通自動二輪車と大型自動二輪車で規格が違うのですが、
出力の違い以外はほぼあまりないので一緒で解説していきたいと思います。
バイクという乗り物が自転車にエンジンを付けたのが進化した乗り物です。
原付きは普段の足や短距離向けに進化していったものに対し、
バイクは長距離を運転したり最高速を求めるなど自動車のような進化を
していきました。
そのため、法令上の区分も車両となり、自動車と同じくくりに入ります。
このぐらいになってしまうと気軽に移動も出来ませんし、
移動先の駐車場も確保が必要となってきてしまうので
今回のコペおじのニーズにはあってないですね。
とはいえ、もうちょっと年を取った時にバイクの免許を取って見たいと思っているので、いずれは乗るかもしれません。
駆動補助機付自転車(電動アシスト自転車)
<a href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/User:MK_Products” class=”extiw” title=”ja:User:MK Products”>MK Products</a> – <span class=”int-own-work” lang=”ja”>投稿者自身による著作物</span>, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
最高速度 | 時速25km以下 (モーターの力だけで動かないのが条件) |
最大乗車人数 | 1人 |
二段階右折 | 必要 |
走行場所 | 車道 ただし安全な走行ができない場合は歩道も可 |
高速道路 | 走行不可 |
ナンバープレート | なし |
車検 | なし |
最大出力 | 制限なし |
免許 | 必要なし |
ヘルメット | 努力義務 |
バイクではないのですが、最近電動バイクが登場して
このあたりの線引が曖昧になりつつ有るので
改めて調べてみました。
こちらは法令上では自転車の区分となります。
一通道路も自転車や歩行者は逆走が認められているので、
走れる道の幅が広がります。
そして調べてびっくりしたのが出力に対して制限が設けられてないんですね。
400cc(20KW)の電動アシスト自転車っていうのも作れるってわけですね。
とは言っても、駆動の仕方に制限があり
モーターのみの駆動するものは電動アシスト自転車として認められないです。必ず、ペダルを漕いで進む必要があります。ペダルを漕がずに進むようになると原付き区分となります。
そのため、市販されているものも人力2に対し電動アシスト1の力の割合で動くようになっているようです。
少し前では違法改造で電動アシスト自転車でもこがずに進むように作られたものとかがオークションサイトで売られていたことがありますが、すべて違法ですので絶対に買わないようにしてください。
しかもそういった商品に関しては販売証明書もついてこないので、
原付き登録もできません。
こちらもコペおじの候補ではありますが、
中古バイクよりもかなり高額なので資金的に湯煎度は下がってしまいますね……
特定小型原動機付自転車(特定原付)
<a href=”//commons.wikimedia.org/wiki/User:Kyu3a” title=”User:Kyu3a”>Kyu3a</a> – <span class=”int-own-work” lang=”ja”>投稿者自身による著作物</span>, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
最高速度 | 時速20km以下 歩道走行時は時速6km以下 車道を走る際は車体の前後に 緑色の警告灯の点灯が必要 歩道を走る際は車体の前後に 緑色の警告灯の点滅が必要 |
最大乗車人数 | 1人 |
二段階右折 | 必要 |
高速道路 | 走行不可 |
ナンバープレート | なし |
車検 | なし (自賠責の加入必須) |
最大出力 | 50cc 0.6kW 以下 |
免許 | 必要なし (16歳以上に限る) |
ヘルメット | 努力義務 |
そしてニューフェイスの登場です。
数年前に新設された区分ですね。
原付きと自転車の中間に位置する乗り物です。
電動キックボードや最高速の低い電動バイクはこちらになります。
これの面白いところは4輪タイプのものもこちらに含まれるようになりました。
そのため、電動キックボードとかもこちらに登録されています。
おそらくこれから高齢者向けの乗り物が
この区分でたくさん出てくるのではないでしょうか?
車両の性能は原付きとほぼ同じ性能ですが、
最高速度を時速20km(歩道走行時は時速6km)まで絞ることで
違いを出しています。
そして最高速度を絞っているので、
免許を持っていなくても公道走行が可能です。
ただし16歳以下は乗ることが出来ません。
コペおじが高校生だったら頑張って購入して乗り回していると思います(笑
今の子が羨ましい~
ただ、最高速ぐらいでしか区別がないので、
特定原付を購入する際はちゃんと確かめて購入してください。
もし規格にあってないものを買ってしまうと原付き登録になってしまうので、
そのまま乗っていると法律違反となります。
こちらも気軽に乗れるので候補に入っています。
ただ、これも原付きと比べると高額なんで割高に感じてしまうんですよね……
調べ直しついでに警視庁のホームページを見て知ったのですが、
車体の前後に緑色の最高速度表示灯というものの設置が義務付けられているんですね。
警視庁:特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について
そしてナンバープレート取得時にこの最高速度表示灯が設置されているかどうか説明書など分かる資料が必要となります。
ちょっと個人で電動バイクを改造して最高速度表示灯を取り付けるっていうのが難しそうですね。。。どうやって速度を取るのかとか色々ハードルが高いので、それ専用で作られたものを購入することになりそうです。
番外編ミニカー
最高速度 | 時速60km以下 |
最大乗車人数 | 1人 |
二段階右折 | なし |
高速道路 | 走行不可 |
ナンバープレート | 必要 |
車検 | なし (自賠責の加入必須) |
最大出力 | 50cc 0.6kW 以下 |
免許 | 普通自動車運転免許 |
ヘルメット | なし |
最近コペおじがハマってるYoutuberグループの「KGモーターズ」さんが作っている量産を目的にして作成しているEVミニカーです。
今までミニカー区分はエンジンスペースとか大きさ的にバワーもなく大きさも小さく不便な面が多く数があまりなかったのですが、最近はバッテリーやモーターの性能が良くなったこともありEVミニカーとしていろんなものが出始めてきました。
区分的には4輪タイプの「総排気量0.050リツトル以下又は定格出力0.60キロワツト以下の原動機を有する普通自動車」となりますので、普通自動車運転免許が必要になります。また、乗車人数は1人までです。
ただ、あくまでも自動車に当たるため、ヘルメットもいらず時速60km以下まで速度を出せるので、自動車代わりに使うことも可能です。
そして、道路法では原動機付自転車となるため、
車検や車庫証明が必要ありません。
コペおじも完全に理解してないですが、
「原付きエンジンを搭載した普通自動車であり原動機付自転車」
であるのがミニカーのようです
車を購入する際に必要な手続きが減りますし、
車検がないので運用コストも低く
デリバリー業で使われている分野でもあります。
駐車スペースがあれば、
上のミニマムモビリティに応募していたんですが……悔しい(笑
これは別としてこのKGモーターズさんは新しい乗り物を作るのに力を入れている集団ですので個人的にも応援していこうと思っています。