ジャパンモビリティーショーについてのことが終わったので今回からまた普段のブログに戻りますよ。
で、普段のブログではコペンじゃなくてSONYのVAIO Type Pをいじってましたね。
というか最近知ったんですがVAIO Type PとVAIO Pは別機種を示すんですね、今まで間違って書いてました……コペおじがいじっているものは正しくはVAIO Type Pです(汗
で、ジャパンモビリティーショーのことを書いている間に気がついたことがあったので作業の続きを書く前にそっちを書きたいと思います。
VAIO Type PのSSD換装についていろいろ試してわかったことがありましたので、それについて書いていきます。
目次
VAIO Type Pで使えるZIF変換基板について
VAIO Type Pのカスタマイズでよく行われるのがHDDからSSDへのアップグレードではないでしょうか?
正直ストレージの接続がPATA方式なのでSSDに変更しても速度はほぼ上がりません。PATAの上限値が低すぎるので……
じゃあ速度が上がらないのにSSDに交換する理由としては、HDDの寿命が近づいてきているからっているのが一番の理由だと思います。しかも1.8インチHDDなんて入手性が悪くそのまま交換することはかなり難しいです。
そこで入手性の高いSATA接続タイプのSSDを使ってVAIO Type Pへ接続するためにZIF変換を行ってコスパやメンテナンス性を上げようっていうことですね。
で、このZIF変換が曲者でして、かつてのiPodも同じHDDが使われているので、種類が何個かあります。
で、コペおじはこのZIF変換の沼にハマってしまい、いくつか買い込んで試して撃沈を繰り返したというわけですね。
◯ VAIO Type Pのカスタムで定番の変換基板(ストレートタイプ)
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mSATA(PCI-E) SSD→ZIF/CE 変換 アダプター
999円(税込 )
前回のブログでコペおじが使ったやつです。
これは使えます。
これはVAIO Type Pのカスタムを扱っているブログやサイトで定番のパーツとして挙げられていて動作実績があります。
で、Amazonなどの購入サイトのレビューで「動きませんでした」と動作しないことを書かれている人がたまにいるようですが、これはこの変換基板が不良品だった場合と接続するコネクタの問題の2種類があります。
VAIO Type Pの接続フレキが細いので繋がらない
詳しくは上に載せたブログを読んでほしいのですが、
このZIF変換基板とVAIO Type Pの接続フレキが合わずにそのままではスポスポ外れてしまいます。
コペおじが調べた感じでは元々iPod用のHDD交換用として考えられたようで、それにあったコネクタになっているようです。
そのため、対象外(?)なVAIO Type Pを接続するにはコネクタとフレキの規格があってない事になります。
で、フレキの幅はあっているので厚みを稼ぐためにセロハンテープなどの薄いテープを2、3枚貼り付けて使うのがVAIO Type Pの改造では定番のようです。
ただ、接続する端子全体をしっかり固定しないと接続ができてないことがあるので、テープは丁寧にフレキの幅にぴったりになるように貼り付けないと動かないです。
✘ もう一つの変換基板(L字タイプ)
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ネットを探しているともう一つ同じような変換基板が見つかると思います。
がこれは動きません。
構成部品もほぼ同じように見えますし、コネクタの配置がこちらのほうがコンパクトに配置できるので使えそうに感じましたが駄目でした。
おそらくですが、型番に「N-18NC V2」と書かれてありまして、上の基板の改良版だと思います。iPodなどでは動作実績があるようですがVAIO Type PではBIOSで認識されず、OSのインストール画面でもSSDを認識することはありませんでした。
おそらく中央に配置されているICにアップデートか何かの変更が入りその結果VAIO Type Pでは正常に動かなくなってしまったのだと思います。
もしVAIO Type PでSSD換装を考えている方は「N-18NC V2」タイプの変換基板は避けたほうが良いと思います。
✘ SD→ZIF変換基板
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これ動いたら大きさも小さくて収納しやすいですし、SDカードなので入手性も良くてかなりいいなと思ったのですが、動きませんでした。
もともとはiPodのHDD交換用で作られたものなので、他の機械で動かすように作られていないんでしょうね。
ただ、BIOS上ではSDカードの容量分を認識させることができます。
ですがOSをインストール時にどんなSDカードを使っても8GBのストレージとして認識されてしまい、たとえインストールを行ってもデータが破壊された状態になりインストール後の再起動では「OSが無いよ」エラーが出ます。
この現象はWindowsのインストールだけでなくLinuxのインストールでも発生しました。
BIOSレベルの低レベル通信では容量を伝えることができますが、OSでベルの高レベルな通信ではうまく行われず、壊れてしまうような気がします。
✘ CFカードZIF変換
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CFカードって接続形式がATA方式なのでワンちゃん行けるかなと思ったのですが、動きませんでした。
これはちょっとショックでした。
CFカードって64GBの容量でも6000円ぐらいするのでちょっと高いんですよね。。。
こちらもSDカードの変換と同じように、BIOS上ではSDカードの容量分を認識させることができますが、OSをインストール時にどんなSDカードを使っても8GBのストレージとして認識されてしまい、たとえインストールを行ってもデータが破壊された状態になりインストール後の再起動では「OSが無いよ」エラーが出ます。
なんだろうATAそのまま使ってないのかな?
◯ 第三の変換基板(L字タイプ)
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AliExpress 便利なアダプターカード,2242 sata m.2 ngff ssd to 1.8 “ce zifインターフェイスssd 610円(送料別)
はい、2個目に紹介した変換基板によく似てますね、でも別物です。
そしてこちらは動きます。
大きな違いはSSDを差し込むコネクタとZIFを差し込むコネクタが裏表別についていることです。写真ではZIFコネクタのみが写っています、裏にSSD(SATA)のコネクタがあります。
またよく見てもらうと型番が「N-18NC」となっていて先に紹介したものと型番が違っています。
コペおじが先程(アップデートして使えなくなった)と書いたのはこの基板では正しく動作して、先の基板では動作しなくなったのが理由です。
これを使ったらVAIO Type Pで動いたので、VAIO Type PのSSD換装の情報として残したくて今回のブログを書きました。
そしてこちら、日本に流通していなくて、AliExpressにて輸入しました。
VAIO Type PのSSD換装をするなら
もしVAIO Type PでSSD換装を行う際は購入サイトのスクリーンショット写真を見て基板に「N-18NC」と書かれてあるものを選ぶと確実だと思います。
VAIO Type Pの場合は
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mSATA(PCI-E) SSD→ZIF/CE 変換 アダプター
999円(税込 )
このストレートタイプでも大丈夫ですが、マイナーチェンジを行ったVAIO P(VPCP11)はストレージを設置するスペースがかなり狭いので、
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こちらのL字タイプのものを使うと良いと思います。
(あとでこちらもブログにかくと思いますがVAIO Pの改造も行っていました)
こちらならスペースの狭いVAIO P(VPCP11)でも収まります。
ということで、今回はVAIO Type Pで使えるSSD変換基板について(動作しなくて色々買い足してしまい泣きながら)調査したのでその結果をブログにしました。
なんかヤフオクでVAIO Type Pがまだまだ高値で売れるので需要あると思いますので参考にしていただければと思います。





