ということで、またもやコペンが生産停止してしまいましたね……
自動車産業は世界との競争が激しくなっている分野ですし、
その中で日本でしか売れない軽自動車というジャンルで勝ち残っていくためにはいろいろ工夫が必要だと思います。
今回はあまりにも競争が激化してしまい、
コペンのような趣味に重きをおいた車のコストが解決できないんでしょうね……
今回はコペンの生産停止担った理由を見ていこうと思います
コペンのエクスプレイは販売終了
ダイハツ「2人乗りオープン」“斬新クロスオーバー仕様”なぜ生産終了? 小さなスポーツカー「コペン XPLAY」に何があった!?
こちらは今回の生産停止とは理由が違いますが、
最近発表されたことなので紹介します。
XPLAYなぁ~冒険的な車ではあったんですけどね、
ニーズがニッチ過ぎたのがやっぱり原因だったんでしょうね……
ダイハツさんは「グレード整理のため」
という理由で停止すると言っているそうですね。
まあ、軽自動車で二人乗りの時点でかなりニーズが絞られますからね、
それに合わせてクロスオーバーのニーズが重なるかというと、
ちょっと重なりづらいのでかなりニッチなニーズ向けの車ということになります。
クロスオーバーの車ならキャンプや川、山に行ったりとか考える人が多いと思いますが、クローズ状態ならともかくオープン状態だと荷物が入らないのニーズが満たせない気がします。
ちょっとチグハグ感のある車だったんでしょうね。。。
デザインは尖ったものだったので、もう少し煮詰めれば別の展開があったかもしれません。
オープン状態でもテント、クーラーボックス、折りたたみの椅子、テーブル、タープが入る広さが確保できていればひとりキャンプでのマストカーになれたんじゃないかなと思います。
10月末からコペンなどが生産停止
ダイハツ、一部車種の生産停止 10月末から「コペン」など Yahooニュース
こちらは不正をやったとか問題があったというわけではないようです。
今年の11月以降から新車登録時にバックモニターの取り付けが義務化されます。
その対応でコペンなどの数車種が対応が間に合わないとのことで一旦生産を停止するようです。
このままコペンが売られなくなるというわけではないようで安心ですね。
ダイハツさんは今年のはじめから型式認証での不正対応で車内がゴタゴタしたと思いますので、それに引きずられてバックモニター対応が後手に回ったんだと思います。
なるべく最小限に抑えるとのことだったので、
今年中には解決して再販売されると思います。
最初に書いたようにコペンはかなり趣味に比重を寄せた車なので、
どうしてもコストパフォーマンスは悪いので会社側からすると
販売を続けるのは体力のいる車だと思います。
会社としては売上を上げる必要がありますので
ミライースやアルト.NBOXのような売れる車に注力するのは当たり前で、
売れない車というものはどうしても切り捨てられたり規模縮小してしまいがちです。
バブルが弾けて間もない時に現れた初代コペンは、
デザインや軽自動車の電動オープンなどの唯一無二の特徴で
大きな傷跡を残すことに成功しました。
そしてもう軽自動車のオープンカーは絶望的と思われた時に登場した
新型コペンは趣味の車の底力を感じさせました。
でも売上的にはミラ、ミライースにはかないません。
それでもコペンを売り続けたダイハツさんはすごいと思います。
おそらく今後自動車は電動化、自動運転などで人や物の運搬がメインになる乗り物になると考えています。
簡単に言うとエレベーターのような乗ったら目的地にたどり着く道具になる感じです。
そうなってしまうと趣味をいれる領域はなくなってしまい
車を趣味でいじる人や治す人というのもいずれはなくなってしまうのかなと思います。
その世界に向かっている中でコペンのような真逆のトレンドの車が出るのは大きな意味があると思っています。
かなり厳しい状態ではあると思いますが、
できる限り長くコペンを販売続けてくれるとこぺおじは嬉しく思います。