今回は前回で購入したカーナビが微妙に動作不良でどうしようか?
というのを書いていこうかなと思ったのですが、
超弩級な話題が降りてきてしまったのでそちらを書いていこうかなと思います。
そう、ダイハツの認証申請における不正行為に関することです。
ビックモーターの件でも意図的にスルーしてきたのですが、
コペンに関わる問題もいくつか出てきてしまったのと、
普段コペンを推してるコペおじも知っておくべき情報があると思い
今回ブログに書くことにしました。
あんまり社内政治などを書くつもりはなかったんですが……
今回は愚痴に近いです、すみません。
目次
ダイハツの認証申請における不正行為
今回このような事柄が出てしまいましたが、
コペおじがコペンを手放すことは考えてませんし、
おそらく来年の車検もダイハツディーラーさんに
お願いしてもらおうと思っています。
今回の不正は走行に関わる部分や強度にかかる部分ではないので
普段使用する限りでは問題はないと思います。
今回発覚した問題としては
試験時にマフラーの触媒が環境基準に満たすように改造したり
試験時に交通事故時にドアロックが動くように細工をしたり
試験時にエコカー減税を受けられるようにエンジンを加工した
などのもののようです。
普段使いには支障がないとはいえだいぶやらかしているのでね……
これをどう思うかはおまかせします。
不正を起こしたダイハツさんをどこまで信じるかは個人で違うと思います。
これのせいで「裏切られた!もう買わない!」という人もいると思いますし、
「まあ走りに影響しないなら……次はどうしようかな……」という人も居るでしょうし、「不正は良くない、でも正せばOK!、頑張れ!」といった人も居ると思います。
とはいえ、やったことは良くはないよね。
ダイハツ公式 第三者委員会による調査結果および今後の対応について
https://www.daihatsu.com/jp/news/2023/20231220-3.html
以上のリンクに第三者機関からの報告書と対象車種の一覧が書かれてありますので気になる方は読んでみてください。
ここからは簡単に何をしたのか書いていこうかと思います。
ただ不正個数が多すぎるので抜粋して書いていきます。
エアバックのタイマー着火
これは、衝突試験時に正しくエアバックが作動して乗っている人に加わる衝撃が規定値以内かどうかの試験があります。
本来は衝突を検知したECUがエアバックを作動させるものなのですが、
試験時に時間になったらエアバックを起動させるように細工をしていたようです。
あかんやん……
ECUを設定するのに衝突データを一定数集めるのようですが
その設定が間に合わなかったようで時限爆弾のように衝突時間時に確定起動するようにしたみたいです。
これはキャストで行われていたようです。
台車番号の虚偽記載
試験に使う車にも台車番号をつけておき、
この番号を使って試験認証を行うみたいです。
で、コスト削減のためにこの台車番号を付けずに開発していき
試験時に必要になったら台車番号を割り振るといった流れで
開発していたようです。
試験時に台車番号の発注を行うのですが、
この際に発注漏れが発生し適当な文字列で申請したようです。
これはミラ、コペンやムーブキャンパス等かなりの車種で行われたようです。
助手席頭部加速度データ差し替え
衝突事件時にダミー人形を座らせて試験するのですが、
このダミー人形の頭や胸には加速度センサーが積まれていて
衝突時の力を調べて数値が範囲内かどうかを調べます。
で、エアバック未搭載車にについて頭部センサーで異常値があり、
試験に合格しない恐れがあったのでデータを差し替えたようです。
ただこの不正は本来の性能としては問題なく、試験時のデータで不合格になるだけなので安全性的には問題ないようです。
古いハイゼットで行われていたようです
左右対称位置の打点の試験結果の流用
衝突試験は前後左右で個別で行います。
どの面から衝突しても安全が担保できてるか調べる試験ですからね。
で、ダイハツさんは車の構造上左右の違いはないことから左右の試験データをどちらか一方のデータを流用しもう一方のデータとして使っていたようです。
こちらはコペン、生産終了分のムーブ、ミラトコット、タフトで行われていたみたいです。
騒音の試験結果の虚偽記載
マフラーから出る音量は車検でも上限値が決まっていて
複数マフラーが出ている車種の場合すべてのマフラーで
検査する必要があります。
で、複数マフラーがある車種でも1つのマフラーでしか検査していなく、
その値を他のマフラーに流用していたようです。
これはコペンのみで行われていたようです。
ABS搭載車における操作力及び制動初速度の虚偽記載
ABSとは急ブレーキ時にわざとタイヤロックを解除して
タイヤが滑って止まれるまで距離が長くならないようにする仕組みです。
この止まれるまでの距離がどのくらいかを記載する必要があるのですが、
速度が早いほどこの距離は伸びます。
走行速度も範囲が決まっていてその速度からABSを作動させて既定値の距離内に止まれるかどうかを調べます。
そこで記載されていた走行速度よりも若干低くして
止まりやすいデータを記載していたようです。
これはロッキーやハイゼットなどで行われていたようです。
光軸重量の虚偽記載
車は乗せる物の重さによって車高が上下します。
で光軸の検査をする際はどのぐらいの重量を載せて光軸検査しましたというのを記載する必要があります。
ここで、理解不足で間違った値を記述してしまったようです。
検査的には問題なかったにも関わらず、記述が間違っていしまい虚偽記載となってしまったようです。
これはコペンのみで行われていたようです。
積算走行距離の虚偽記載
ロービームの測定は走行距離が一定の範囲内の車両で行うのですが、
時間的な余裕やコスト削減で車両が用意できなかったために
十分な慣らし運転をしてない車両を改ざんして試験を行ったようです。
よくダイハツ製の車は光軸がズレやすいって言われてたんですが、
このせいで走行時の疲労を受け止められなかったからのような気がしますね……
コペンやムーブ、キャスト、ブーン、ハイゼット、タントとかなり多い車種で行われていたようです。
水の噴霧量の不一致
ウインドウウォッシャ液の噴霧量を規定未満だったのに
規定似合うように書き換えて申請を行った様です。
そこは正そうよ……
キャストとハイゼットで行われたようです。
一旦切ります
まだ抜粋した半分ぐらいしか書いてないのですが、
長くなってきたので、一旦ここで切りたいと思います。
全車種生産停止するだけあって多すぎるでしょ……