仕事が変わったり、駐車場が変わったりで
生活が変化して自分の時間がなかなか捻出できないコペおじです。
で、以前に原動機付自転車タイプの電動バイクを購入しました。
で、業界団体の働きがけにより、原付きの区分が見直しされることが噂で出てくるようになりました。
普通自動車の免許しか持ってないコペおじは原動機付自転車(原付1種)しか乗れないのですが、見直されたおかげで原付2種も乗れるようになるかもしれません。
ということで、今回は原付きの区分の見直しに付いて書いていこうかなと思います。
目次
最近原付き界隈がカオスじゃない?
そもそも最近、電動キックボードや電動バイクを原付き扱いするようになってなおかつ歩道でも特例で走られる特定小型原動機付自転車など区分が増えましたね。
それについては以前に書いたので、
こちらを参考にしていただければと思います。
こちらでは軽く紹介程度に書いていこうと思います。
原動機付自転車(原付き)
よく言う原付きです。
エンジン排気量50ccまで、
モーターなら0.6kWまでの出力のバイクのことをいいます。
自動車免許を取得するとほぼ100%こちらも乗ることができます。
(講習を受けてないと乗ることができないです)
自転車から進化した乗り物なので、交通ルールは自転車に近いです。
2段階右折も自転車ならば当たり前なもので、それらをルール化した感じですね。
第二種原動機付自転車(原付二種)
原動機付自転車が時代を経て
高出力化や高性能化したので、次に新設された区分です。
エンジン排気量は128ccまでで、
モーターなら1.0kWまでの出力のバイクをいいます。
こちらは普通自動車の免許だけでは乗ることはできず、
第二種原動機付自転車の免許を取得する必要があります。
交通ルール自体は原付きとほぼ変わらず、
2段階右折が必要だったり自動車専用道路を走ることはできません。
普通自動二輪(一般的なバイク)
こちらが区分上のバイクとよばれるものです。
自動車と同じように二段階右折の必要がなく、自動車専用道路を走行できます。
こちらも専用の運転免許証を取得しないと運転することはできません。
特定小型原動機付自転車(特定原付)
こちらが最近新設された区分です。
原付きよりもより自転車に近い種類の区分になります。
原付きは歩道を走ることはできませんが、
こちらの場合は最高速度や灯火類をクリアすれば歩道も走るのが可能となります。
また免許も必要なく、ヘルメットも必要ない(着用努力義務)ので
自転車のような気軽に使えるモビリティを目指しているのかなと思います。
まあ、交通ルールを知らない人が車道を走り回り
問題が出始めているので何らかの対策が取られるんじゃないかなと思ってもいます……
50ccでの原付きの区分がなくなり、一つにまとまるかも
そして今回の話題の原付き区分の見直しのお話です。
簡単に言うと
50cc未満と以上で原付き、原付二種と分かれていたものを統一して128ccで原付き扱いとしよう
というわけですね。
50ccのエンジンで排ガス規制をクリアできなくなってしまった
一番の原因が環境対応の法律に遵守できなくなってしまったのが
大きいようです。
ガソリンエンジンはガソリンを燃焼させて
その爆発力を推進力に変換して車やバイクを動かします。
ガソリンを燃焼させると燃えカスが出ます。
この燃えカスの中には環境や人体に影響のある物質も出るので、
エンジンを改良して物質を出さないようにしたり、
フィルターを付けて物質を外部に出さないようにしています。
そしてこのエンジンの改良というのはかなり限界のところまできているようで、
これ以上改善を加えるのが難しくなってきているようです。
そのためEVやFHVなどの新しい技術が最近注目を浴びているわけですね。
で、原付きもこのある程度の環境対策をしていないと売れないのですが
50ccでその対策をしたバイクを作ると128ccで作ったバイクより高額になってしまうという逆転現象が発生するようになってしまいました。。。
しかも50ccエンジンのバイクって日本以外ではない規格なので、
日本でしか売れません。
海外輸出を考えての大量生産で製造コストを下げるというのもできません……
そこで、バイク業界も最近では50ccのバイクを生産を止めたり絞ったりしてラインナップが少なくなっています。
ただこのまま50ccの原付きがなくなってしまうと、原付きしか免許を持っていない方たちの生活に関わるということで128ccまで乗れるようにしようという分けみたいです。
で、この構図日本にはもうひとつありますよね
いつかは軽自動車もなくなってしまうかも
この問題は原付きがいち早く出てきて対策が取られましたが、
日本には軽自動車という日本にしか無い規格の自動車がありますが、
こちらも同じような道をだどるかもしれません。
軽自動車がアメリカやヨーロッパなどに売れればよかったのですが、
車体が小さすぎて安全基準を満たせないと基本売ることができません。
そして軽自動車もいまの排気量660ccでは限界が近づいていて、
次の環境対策の基準を満たせなくなるかもしれません。
すぐに無くなるということはないでしょうが、
環境問題や製造コストを考えると軽自動車も今後は消えゆく運命にあるのかもしれません。
安価で大量生産のしやすさから高度成長期を支えた軽自動車がなくなるのは歴史的にも惜しいですし、東南アジアのトゥクトゥクのようにその国の特色な乗り物が消えるのはもったいないような気がします。