かなり前にミラおばのミラジーノのインテリアパネルをウッドデッキタイプのものに変更しました。
で、ヤフオクでこのウッドデッキパネルを購入したのですが、
これを取り付ける前にMT用のウッドパネル(MT用はタコメーターが付いているので取付不可)を購入してしまったので、家には元ついていたシルバーのパネルと、MT用のウッドパネルの2つが保管されています(汗
で、このMT用ウッドパネルが程度が悪いものを買ってしまったため直していこうというお話になります。
使う予定はないのです……
ということで、修理しても使い道が見つからない内容を書いていこうと思います(笑
目次
助手席側の小物ケースの蓋が壊れてます
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ヤフオクで購入したときから何故かバネが出てきていました(汗
何だこのバネ?と買ってきたインテリアパネルを調べてみると、
助手席の小物入れの蓋を固定しているバネが取れているみたいでした。
まあ状態が悪い物を購入したので、文句を言うつもりはないのですが……
バネを引っ掛ける部分が取れています
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ちょっとピンボケですみません……
写真中央の切掛けがあります。
本来なら切りかけの上側は塞がっています。
この切掛けに取れていたバネを引っ掛けるのですが、
上側が塞がっていないのでバネが引っかがらずに取れてしまうという感じのようです。
開け閉めには問題ないですが……
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現状でもバネ自体は収まります。
試しにバネをはめてみて小物入れの蓋を開け示してみます。
写真で言う下側は今まで止まっていたバネで上側は先程はめたバネです。
一応締めることもできます
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そして、このまま蓋を締めることもできます。
が、正しくバネが取り付けられてないからか、
蓋のロックがし辛いです。
正しい位置に閉められてなくて若干ずれて閉められているようです。
開けるとバネが外れてしまいます
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蓋をあけるとこんな感じでバネがずれてしまいます。
そして、このまま閉じようとしても、バネが邪魔をして蓋を閉められなく鳴ってしまいます(汗
そして、この状態で蓋を動かし続けるとバネが外れてしまいます。
まあ、正直致命的な問題ではないので、
このままでも問題ないとは思いますが、せっかくなので修理していこうと思います。
使う予定はないのですが……
プラリペアで留め具部分を修復します
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Amazon 武藤商事(Muto Syouji)造形補修剤 プラリペアキット PK-16
価格 : 1,564 (税込)
切りかけの穴を塞ぐので修理法は色々あると思いますが、
今回はプラリペアを使って修理したいと思います。
プラリペアは特殊な溶剤で樹脂系の部材を溶かしつつ、
樹脂パウダーを足して接着させるものになります。
普通の接着剤と違い、接合部を樹脂パウダーで盛りながら固定できるのですり減った部分でも継ぎ足し固定ができます。
しかも、単なる接着ではなく、液体が触れた部分の樹脂を化学分解させ樹脂パウダーと再結合させて固定するので、接着剤より強力な固定が可能です。
今回のバネの力がかかる部分の補修にはプラリペアが最適ですね。
前にコペンのグローブボックスの修理もこのプラリペアを使いましたが、
5年間しっかり剥がれずに使えています。
その分、接着剤と違って作業が面倒くさいんですけどね……
早速直していくよ!
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プラリペアは接着剤となる薬液と、補修母材になる粉末剤の2つの構成です。
液体で元の樹脂部分と、補修部材を化学結合させて固定します。
つまり、固定したい部分が金属や木材は使えません。
プラスティックなどの樹脂のみが使えます。
そして、これの使い方が特徴的なのです。
液剤をスポイトで使う分だけ吸います
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液剤を付属しているスポイトで吸い取ります。
この液剤は皮膚に短時間なら触れても大丈夫(コペおじは大丈夫だった)だと思いますが、なるべく触らないようにしてください。
そのため、液剤を移すのもスポイトを使います。
使う量はひび割れの修理程度なら3~4滴程度です。
穴の補修などは穴の大きさによって変わりますが、このスポイトでも半分あれば大丈夫だと思います。
この液剤がちょっと値段が高いのでなるべくムダ遣いしないようにしたいですね。。。
スポイトからニードルタンクに移動させます
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スポイトに取った液剤は付属していたニードルのタンクに移し替えます。
移し替えるだけですがスポイトを使います。
下手に便からこのタンクに移し替えるとこぼしてしまう恐れがあるので、やめたほうが良いと思います。
この液剤は樹脂素材を侵すものですので、このれたりすると机の表面が荒れたり穴が開く可能性がありますので気をつけてください。
ニードルタンクにニードルを取り付けます
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液剤をタンクに入れたら、ニードルを取り付けます。
ニードルは金属製の太い注射針のようになっていて、液剤を1滴ずつ金属の穴から垂らすことができます。
樹脂を科学結合させる仕組みなので、液剤は少量でいいのでこのニードルで1滴ずつ使うようです。
金属なので液剤の影響を受けないので接着作業ができるという感じのようです。
粉剤の容器の蓋を開けて準備完了です
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最後に粉剤の入った容器を開けて準備完了です。
これはアクリル樹脂粉末のようで、別に特殊なものではないようです。
ただ、風が吹くと飛ばされやすく、アクリル樹脂が体内に入ってよいわけがないのでこちらも注意して扱いましょう。
ニードルから1滴だけ粉剤に液剤を垂らし、それをすくいます
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これがめちゃくちゃ解説しづらい(汗
まず、粉剤の入ったケースにニードルから1滴だけ液剤を垂らします。
すると、表面張力で粉剤が丸い塊になります(写真のような状態になります)
この塊をニードルにさして液剤と粉剤が混ざった玉をすくいます。
玉を補修したい部分にくっつけます
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救った玉を補修したい部分くっつけます。
液剤の力で粉剤は溶けて粘り気のある液体に変わりますので、
玉をくっつけるのは簡単だと思います。
あまり力を入れるとニードルから薬剤が出てきて玉が溶けて落ちてしまうので、なるべく力を入れずに作業します。
何度か繰り返して患部を盛ります
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ちょっと分かりづらいですが、
写真では数回繰り返して切りかけの穴を埋めました。
穴が塞がって奥が見えなくなっていると思います。
ニードルで大まかな形を整えます
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液剤がずれてしまった場合はニードルから少しだけ液剤を出しつつ、
指しながら形を整えます。
これで大まかの形を整えます。
大きく崩れてしまった場合は諦めて硬化後にヤスリなどで削って整えたほうが良いです。
穴を全て塞がないように爪楊枝で整形します
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バネを固定する穴が必要なので、穴が塞がらないように爪楊枝で整形しました。
爪楊枝は木製なので、プラリペアの影響を受けません。
くっつけてから10分ぐらいすると粘土ぐらいの硬さになるので、最後の整形をします。
あまり整形に時間をかけているとボロボロ崩れてしまいますので、ある程度時間が立ったら触らずに放置します。
完全硬化するまで放置します
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最終的にはこんな形に落ち着きました。
たしか30分ぐらいで初期硬化が終わります。
完全硬化は1日ぐらいかかるはずなので、1日はこのまま固まるまで待ちます。
固まると化学結合の力で補修したとは思えないような結合力がありますので、
特にキにすることなく使用できると思います。
もし、固執した部分が取れてしまった場合は、接着面が樹脂製でなかったか、
なにか保護層があって能力を発揮しなかった場合があります。
補修するところをヤスリで荒らしてからプラリペアを使うとより強力に結合できます。取れてしまった方は試してみると良いかもしれません。
補修完了!
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半日経過して接着面が固まりました。
恐る恐るバネをはめてみたところ、ちゃんとハマりました!
グラグラして取れそうといったことや、
逆にギチギチで動かないと言ったこともなくジャストフィットしました(笑
蓋も正しい位置で閉められるようになりました
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バネが取れた状態だと、蓋を閉じたときに少しだけずれてしまい、
ロックがしづらかったのですが、バネを取り付けて締めてみたところ、
ちゃんとロック位置に爪が来るように閉じることができるようになりました!
蓋の開け閉めも問題なくできます。
横から見ても正しい位置で固定できています
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修理する前はバネが自由に動いてしまって正しい位置で固定できず奥に引っ込んだり、手前に飛び出ていたりしていたのですが、修理してからは動くことなく指定位置にバネが残ってくれるようになりました!
開けてもバネが外れなくなりました!
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そして今まではフタを開けると必ずバネが外れて落ちていたのですが、
この様にずっととどまるようになりました!
正しく取り付けできたことでバネの力が分散したおかげか
開け閉めもスムーズになったような気がします!
ずっと心残りだったインテリアパネルの修理ができて満足しました。
使う予定はないのですが……