コペおじ、今までコペンにいろんなカスタマイズや改造を施してきました。
ただ、その殆どが既製品のパーツだったり
コペン用のちょっと割高な専用品だったりしていました。
何を隠そう(隠してないけど)コペおじは
この手のDIYであるお手制のパーツをあまり使ってないんです(汗
これには
自分で作るのがめんどくさいという簡単な理由の他に自分の腕を信じていないのでプラ板や木工工作で作った自作部品を組み込むことに躊躇していたためです。
わかりやすい例がコペンのドリンクホルダーを取り付けたやつですね。
わざわざTAKE OFFさんのお高い物を購入して取り付けました。
で、コペンのカスタマイズを進めていくうちにそういう既製品で間に合わない領域に差し掛かってきたので、3Dプリンターを導入したというお話です。
目次
家庭用の3Dプリンターの種類を調べたよ
コペおじいままで3Dプリンターについて見向きもしてなかったので
どういう物があってどういう物が作れるのかがわかってませんでした。
まず現物を買う前にどういう物があるのかを調べてみました。
3Dプリンターの種類
調べていくうちに
現在の家庭用3Dプリンターは2種類の方式が主流のようです。
- 熱溶解積層方式
- 光造形方式
この2つです。
他にもいくつか種類は有るのですが、機械そのものが高額だったり素材が高いなど過程ではあまり見かけないですね。
Amazonでも大体この2つの方式が多いです。
熱溶解積層方式
Amazon Anycubic Kobra
セール価格:37,122円 \ 参考価格:43,999円(税込)
熱溶解積層方式とはABSやPLAなどの樹脂を熱で溶かして指定された場所に置く(くっつける)ことで立体物を作っていく方式の3Dプリンターです。
この方式の場合、メリットとして3Dプリンター本体も安価で、材料も安いので家庭用3Dプリンターでは主流のものになっているようです。
デメリットとして樹脂を溶かしつつ立体物を作っていく関係で、表面には積層段差の跡が残りやすく、寸法精度も他の方式よりは低めです。また、熱で溶かしている関係上、真夏の気温などで熱で歪んだり曲がったりすることがあったり比較的弱いです。
コペおじが想定している使い方の車周りのパーツをこれで作るには熱の耐久度が心配になります。
光造形方式
Amazon ELEGOO Saturn 8K MSLA
セール価格:55,249円 / 参考価格:72,999円(税込)
そしてもう一方の光造形方式はレジンなどの紫外線を当てると硬化する樹脂を使った3Dプリンターです。レジンを満たした容器の中に指定の場所に紫外線レーザー(LED?)を照射して硬化させて立体物を作っていきます。
メリットとしてこの方法の場合、
液体に光を当てる方式のため細かい造形が得意です。
また、熱溶解積層方式のような積層の跡も少ないです。(1列づつ作っていくのでわずかに積層の跡は残ります)
デメリットとしては、素材となるレジンが体に良くないので取り扱いに気を使うことです。また、紫外線で硬化するので太陽光に当たるとボロボロになる可能性があります。
あと、プリント時間がとても長く、大きな物を作るのには向きません。
コペおじとしては車の中に光造形方式で作った物をおいてボロボロにならないか心配ですね。なるとしてもどのくらいの期間は耐えられるのかとか調べる必要がありそうです。
今回の用途では「光造形方式」がよさそう
ということで調べた結果、光造形方式の3Dプリンターにしました。
コペおじの使い方としてはレーダー・レーザー探知機などの小型の車載機器をコペンに配置するためのスペーサーやマウンターを作るためなので、精度の高いものを第一に考えました。
光硬化による太陽光に弱い問題は、塗装やレザーシートを貼り付けることで周りを覆って防ぐようにしたいと思います。
あと、エアロパーツなどの作成や外装に使うことは考えてませんし
力のかかる部分をこれで作るつもりもないので、3Dプリンターで作ったもので十分間に合うと考えたからです。
購入した3Dプリンターを見ていくよ
ということで、早速購入したので開封レビューをしていこうとおもいます。
今回は運良くヤフオクに安いものが出品されていて
それを購入することができました。
さすが精密機器ですね、クッションが厳重にしてあります。
重さも結構ありますので、持ち運ぶときは注意しましょう。
ELEGOO Mars 3 Proを購入しました
で、こちらが先程の箱に入っていた内容物です。
今回はヤフオクの中古品の為前オーナーさんが
おまけしてくれたものも入っています。
Amazon ELEGOO Mars 3 Pro
価格:40,999円(税込)
赤いのが本体で、手前に有るのが電源コード、右に有るのが付属品です。
平たい黒いものが説明書です。
その手前にあるのがファイルやラミネートカードで
前オーナーさんのおまけになります。何に使うのか実はわかってません(汗
ELEGOO Mars 3 Pro本体
こちらが本体です。
結構大きいです。
出力できるサイズが143.43mm × 89.6mm × 175mmで
同じ価格帯、機能のものとしては大きめです。
中国メーカーですがちゃんと日本で使える電源が入ってます
説明書も多言語対応で、様々な国で売られているようです。
そのため電源コードも日本用のものが同封されています。
一通り道具は揃っていました
そして、付属品も一通り完備されています。
ここで特徴的なのが左側にある白い物体です。
これなんなのかと言いますと、空気清浄機なのです!(笑
レジンはかなり臭い液体なので、
臭いが部屋やプリンター内にこもってしまう場合があります。
そこでこの空気清浄機で臭いを軽減しようというわけですね!
……どうなんだろう(笑
あとは、3Dプリンターで作った物を剥がすための
ヘラやニッパなども入っていますね。
箱の上にはビーカーと、プリントして残ったレジンを再利用できるように使えるようにフィルターもありました。
あとはレジンを購入すれば動かせそうですね。
コペンへのものを作る前に
簡単な物をつくってみたいと思います
3Dプリンターを使うのはこれが初めてなので、
まずは手頃なものを作って見て使用感をチェックしようかと思います。
あとは作ったものの強度や精度もコペンで使えるかどうか
見ていきたいと思います。