車中泊やアウトドア界隈（？）で一部の層から人気のある
「お一人様焼肉グリル」を買ってみました。
300W程度で動くグリルなので、ポータブル電源でも動くので
その辺りで車中泊を趣味とされている方に人気があるようです。
コペンで焼き肉とか夢ですが、いかんせん車内が狭く、焼肉の匂いとかこもると大変なことになりそうなのでまず使うことはなさそうですが、面白そうなのでコペおじも買ってみました。
で、この「お一人様焼肉グリル」は火力が弱い、いや十分だとかレビューが賛否両論なので、その辺りも調べてみたいと思います。
目次
お一人様焼肉グリル開封レビュー
ということで、開封レビューをやっていきます。
と言っても省電力なだけで、商品自体は普通の焼肉グリルと変わらない気がします。
今回購入したのはプレートを交換できるタイプです
この「お一人様焼肉グリル」は各社同じような商品が出ていますが、
中には1000W以上の高火力のものやプレートが交換できないタイプなどもあります。
今回コペおじが購入したのは汎用性を求めて網目プレートと鉄板プレートを交換できるタイプになります。
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本体は電熱線が中央になるシンプルな構造です
トースターのように電熱線が熱せられて食品を焼く構造です。
構造もかんたんで、電熱線がUのじように配置されていてその上に支柱が横に入っていて、ここにプレートや網を載せて使います。
側面にはスイッチが付いていて、
電源をつなげっぱなしでも加熱をやめることができます。
この辺りは電源コードを抜かなくてもいいので、安全で良いですね。
支柱にプレートをはめ込んで使います
プレートをはめ込んでみました。
前にも書きましたがプレートは支柱にかけて使います。
そして、プレートには支柱を挟むための切掛けがついているので、
ずれること無くプレートを使うことができます。
網も装着してみました。
こちらも網の浦が支柱を挟むような形になっているので、
こちらもずれること無く使用することができます。
下部に置くための受け皿がついてきます
この「お一人様焼肉グリル」は本体の形が丈夫は支柱になってますが、
下部は板状になっています。
網焼きの際に、下部に油が落ちた場合に処理がしやすいようにと、
受け皿が同梱されています。
先程の写真ではありますが、
下の方に先程の受け皿があることがわかると思います。
で、この下部も保温効果があるようで、下部の受け皿に野菜とかをおいて温めることもできるようです。
安心してください、ちゃんと仕様W数は350Wです
名目上車中泊で使うため、コペおじの持っている定格400Wまで使えるポータブル電源でも動かないといけません。
で、説明書を見てみるとちゃんと
350Wと書かれてあるので、
ポータブル電源での使用は問題なさそうですね。
できれば、最高温度も書いてあると便利かなと思いました。
品質は悪くないです
こういう製品はネタ成分が高いので
おもちゃっぽい作りだったり壊れやすい感じだったりしますが、
そんな感じはなくしっかりした作りでした。
プレートもテフロン加工のようなものがされていて
焦げ付きにくい様になっています。
プレートはかなり薄いアルミ板のようなので、すごく軽いです。
持ち運びが便利なのは良いですね。
ただ、裏側の切り口部分が未処理だったり、鋭利な箇所が多いので
手を切りそうな感じもあって注意が必要です。
網自体はごく一般的なものです。
ただ、この「お一人様焼肉グリル」に合わせて支柱にはめ込むような形になっているので、完全なる汎用品ではないです。
ただ、100円ショップで売っているような一人様の網が使えそうなので、
焦げ付きがひどくなったら交換しても良さそうですね。
実際にお肉を焼いてみた
ということで、早速ですが食材を焼いてみることにします。
今回はお試しということで家での使用となります。
レビューで焼けないと言ったことも書かれてあったので、
焼けなかった場合にリカバリーできるようにと
家でとりあえず試すことにしました。
まずは野菜を焼いてみます
ということで、まずは焼き肉の付け合せで食べる
野菜を焼いてみることにしました。
水分が多いのでこれは焼けないだろうなぁ
と思いつつプレートを温めて野菜を載せました
プレートを加熱30秒後、煙が出てきました
しばらくすると、プレートから煙が出てきました！
意外と火力が強いのかな？と感心しました。
これなら焼けるかもしれませんね。
思った以上に野菜が乗らない……
500gのカット野菜のうち
100gも乗らなかったです……
プレートがかなりつるつるしているので山盛りに乗せると混ぜる際にポロポロ落ちてしまいます。。。
火力自体は底まで良くは感じず、「ジュー」という音がしているので、
熱は入っているんだろうなと思います。
このぐらいの量で5分ぐらいで熱が入って野菜炒めになりました。
フライパンで焼けるかやってみる
プレートのままだと時間が借りすぎるので、
上にフライパンを乗せて焼けないか試しました。
流石にフライパンまでには熱が入らず
全く焼ける気配はしませんでした。。。
9分後、若干かさが減った気がしますが、
焼けている音も全くしないので、恐らく温まっている程度の熱しか入ってない気がします……
諦めてガスレンジで野菜を焼くことにしました。
【結果】野菜は少ない量なら焼ける、フライパンは熱を伝えられない
ということで、火力自体は問題なさそうですが、
遠くまで熱を伝える能力は低いようです。
実際に野菜を焼くことはできましたが、量が少ないので、
野菜を焼く用途には向いてないことがわかりました。
焼くのは焼肉用のカルビです
ということで、メインディッシュのお肉を焼いてみることにします。
ちょっと厚めの肉を焼くことにします。
熱量的には問題なさそうですが……？
熱は入ってそう、けど弱いかな？
4分ぐらい載せて、ひっくり返した時の写真です。
焼けてますが、どうもピンクと言うか熱が弱いような気がします。
どうやら、お肉を乗せるとお肉に熱を吸い取られてしまい、
プレートが冷えて熱が入らなくなり、しばらく経たないと熱が回復しないみたいです。
生煮えみたいな感じに……
６分後……
焼けるまで遅い（笑
良い感じに焼けているように見えますが、
肉眼ではもうちょっとピンクっぽく、低温調理の様な感じになってます。
温度が低いので、肉汁が出ちゃってます……
焼けてはいるのですが、
温度が低く、肉汁がかなり出ちゃってます……
焼けてはいるんです、時間がかかるけど……
鉄板が熱で曲がっていきます
で、レビュー時に鉄板が薄いと書かれたりましたが、
薄さが仇となり、
熱が入ると鉄板が反り返ってしまいます。
写真ではタイミングを逃して反り返った状態が写せなかったのですが、
実際には目に見えて反り返ったのがわかる感じです。
油の多いものだとこぼれてしまいそうです。。
２枚を10分で焼けました、ちょっと時間が借りますね
ということで、１０分間かけてお肉を焼きました。
この２枚だけ「お一人様焼肉グリル」で焼きまして、
残りのお肉はガスレンジで焼きました、すみません……
なんかレビューが賛否両論なのが分かった気がします（笑
まとめ
ということで、レビューの纏めをしたいと思います。
なかなかに面白い調理器具でしたね。
実用的な家電になるにはやっぱり350Wのちからでは力不足感は否めないですね。。。
お肉は焼けるけど、火力がギリギリ
肉は焼けるよ！
（ただしその焼けるまでの時間は指定しない）
まさしくそんな感じの商品でした。
レビューで
「お肉が焼ける！」
「お肉焼けない！」
の２つのレビューがある理由がわかりました（笑
火力がギリギリなので、
十分に時間をかければ焼けるというのが正しい表現なのかなと思いました。
ただ、焼き肉で１０分かけて焼いて、食べて１０分間また焼いて……
っていうのはテンポが悪いので、ちょっと使いづらいかな……
フライパンなどの調理器具を上に乗せては使えない
コペおじ、この「お一人様焼肉グリル」を使ってお湯を沸かしつつ調理しようかとか考えていたのですが、それは無理っぽそうですね。
熱を遠くに伝える力が弱いため、フライパンやヤカンなどの調理器具を載せて使うことができないようです。
もしかしたら、
熱が弱い理由は受け皿に紙を巻いたのも関係している？
油がつくのが嫌で、下部の受け皿にクッキングシートを巻いて使ってたのですが、もしかしたら、あの部分熱を反射する仕組みになっていたのかもしれませんね。
トースターと同じ構造なのでもしかしたらありうるかもしれません……
とはいえ、そんなに変わるとは思えないのですが……
次回試す機会があるときに受け皿には紙をつけずに使ってみます。
【結論】もうちょっと火力のあるものを買ったほうが良い！
ということで、この「お一人様焼肉グリル」には悪いですが、せめて500W以上の火力の高いものを買ったほうが良いのかなと思いました。
野菜程度なら吸収する熱が少ないので温度低下が抑えられたのですが、
お肉を焼く場合、熱がお肉に吸い取られてしまい、
プレートが冷めてしまうのでなかなか焼けないんだと思います。
ゆっくり調味を楽しみたい方、
肉のタタキのようなものを作りたい人にはおすすめできます。
もしくはタンのような薄い肉を焼けばよいのかもしれません。
コペおじ的にはこの「お一人様焼肉グリル」を生かすべく、
改造して高火力化とかやってみたいのですが、
本体が耐えられないかもしれないので、手を出しづらいですね～
