前回はなんとか苦労して人力でデミオのエアコンダイアルの支柱を切ることに成功しました。
今回はこのデミオのエアコンダイアルをコペンに取り付けできるところまで加工を終了させようと思います。
やっとですね(汗
かなり恐れての加工ではあったのですが、完成してから考えると意外と適当に加工してもなんとかなりましたね(笑
ということで本編をどうぞ~
目次
ドリルで支柱に穴を開けていくよ
それでは最後の加工をやっていきたいと思います。
この穴の大きさを間違えてしまうとちょっとリカバリが大変だと思いますので、慎重にやっていきます。
コペン純正の穴の直径は6.5mmで深さ11.6mm
デミオの支柱に開けていく穴の寸法は直径6.5mmまで深さは11.6mm以上です。
深さに関しては、11.6mm以上あれば問題ないので楽なのですが、
直径に関しては6.5mmぴったりがベストで±0.2mmまでの誤差に抑えないといけません。
これは穴の中に前のブログ記事で取り出した金属の金具を入れるため、この金具が動かない程度にはめ込む必要があるからです。
1~2mm程度ならばまだ接着剤で止めるなどで固定方法が考えられますが、それ以上だと大きくなった部分を何かで穴埋めする必要が出てきて更に加工が大変になります……
穴を開けるにはドリルを使います
ドリル自体は持っていたのですが、合わせて買っていたピットセットにドリルがなかったのでピットだけ新たに購入しました。
今回は木工用の直径6.0mmのドリルを買いました。
6.5mmのぴったりサイズのドリルも合ったのですが、手元が狂って大きく開けてしまった場合の失敗を回避するためあえて小さいサイズのドリルにしました。
で、木工用のドリルは今回の樹脂製のものに穴を開けるには不適当かなと思います。樹脂製ってドリルとの摩擦熱で柔らかくなり、刃にこびりついてしまい穴を開けられなくなってしまいます……
もしプラスティックや樹脂用のドリルがあればそちらで加工したほうが良いと思います。
グルーで埋めた箇所に穴を開けていきます
後はドリルで穴を開けていくだけです。
もともと穴が空いているので大きく穴を開ける位置がずれることはないと思いますが、穴の位置がズレてしまうと取り付けたときにズレて見栄えが良くないのでできる限り真ん中をまっすぐ開けるようにします。
太い支柱はそんなに難しくありませんでした
デミオのエアコンダイアルには2種類のサイズが使われていて、支柱が短くて太いのが2本、支柱が長くて細いのが1本あります。
太くて短い方のエアコンダイアルは穴も広いので、グルーで埋めた穴を開け直す感じで難しくはありませんでした。
こんな感じに中心に向かってドリルを回していくとグルーが削れていきました。
ただ先程書いたように熱で柔らかくなってしまうので、掘り続けるときは刃についた切りくずを取りつつやらないと掘れなくなってしまいます。
穴が空きました
はい、まだほったときに出たクズが穴の中に入ってますが、
こんな感じに穴を開けることができました。
ざっと20分ぐらいかけました。
もっと適したドリルで行えば短時間で穴を開けることができると思います。
穴の大きさは7.0mmちょっと大きすぎますね…
で、穴の直径を測ってみたら0.5mm大きい7.0mmになっていました……
ただ、これデミオのエアコンダイアルの穴の大きさが7.0mm以上あってグルーで埋めきれていなかった部分があり、ドリル以上の穴が空いてしまったのだと思います。
先ほど±0.2mmとか書いておいて
それをオーバーする形になってしまいました……
どうすっかなぁ……
とりあえず後であてがってみてガバガバだったら
グルーで穴を埋め直して穴を開け直すことにします。。。
深さは10.0mmでかなり余裕がありますね
写真を取り忘れてしまいましたが、
穴の深さは10.0mmありこちらの問題は無さそうです。
1つ目の加工はちょっと失敗したといった感じですかね。。。
2つ目の太い支柱の方も問題なく穴あけ完了
サクッと2つ目も穴を開けました。
1つ目で手順がわかったので、慣れた手つきで穴を開けました。
バリがめっちゃついてますが、後で掃除しますのでご安心ください。
直径6.1mmで若干狭いですが許容範囲内かな?
でこちらはグルーがしっかり中まで入っていたようで、穴の直径が6.1mmとドリルとほぼ同じ穴を開けることができました。
ちょっときついので、ヤスリとかでならす必要があるかもしれませんが、このぐらいの穴が開けられたら大丈夫じゃないかなと思います。
深さも10.8mmと大丈夫そうです
穴の深さは純正時のものが深くなっているので
そんなに気にしなくても大丈夫そうですね。
3つ目の細い支柱の穴あけが大変でした……
3つ目の細い支柱の穴あけが大変でした。
写真では穴を開けた後のものです。。
前回の支柱を切るときにも書いたのですが、この支柱のプラスティック?樹脂の硬さが思った以上に固く加工に向いてません(汗
これも以前に書いたと思うのですが、手に触れる部分で力が入る部分でもあるので、強化プラスティックのような素材でできているんだと思います。
で木工用のドリルでは刃が立たずなかなかに掘り進むことができませんでした。
支柱が細い方は穴の直径も短いのでたくさん削る必要があります。
そして頑張ってドリルと同じ直径の穴を開けることができました。
ネタバレになりますが正直6.0mmは細すぎて金具が入りませんでした(涙
深さは19.6mmなので余裕ですね
深さに関しては3つとも純正より深く掘れたので、問題無さそうです。
で、このまま作業を続行すると穴の直径が足りないもので問題が起きそうなので、一度エアコンパネルに取り付けできるかどうか確認したいと思います。
現状で確認するよ
3つのエアコンダイアルに穴を開けることができましたので、
エアコンパネルに取り付けできるかどうか試したいと思います。
ここで登場するのがヤフオクで購入した中古のエアコンパネル一式です。
純正のエアコンダイアルの金具を取り出した時の残りになります。
まさかこういうときに活用できるとは思いもしませんでした(笑
意外とちゃんとハマりました
そして開けた穴は何もせずに取り付けてみました。
思った以上にガタツキが無かったです
いや、これの段階でもかっこいいですね!
このカスタマイズちょっと満足度高いです(笑
とはいえ、ノブを回しても金具の引っかかり部分がないので、
空回りして操作はできませんでした。
穴の大きさは問題無さそうなので、このまま作業を進めて行こうと思います。
中央のエアコンダイアルがちょっと高いですかね?
上から見ると若干ですが、
真ん中の支柱が細いエアコンダイアルが高くなってました。
おそらく支柱が他のものより若干長いんだと思います。
ただ、この微妙な差なので調整するかどうかは作業しながら考えたいと思います。
純正の金具を差し込むよ
それでは最後の作業工程の、金具を開けた穴に差し込んでいきます。
一つを除いて純正の穴の直径より狭いのでかなりキツキツになると思います。
キツキツになる分だったら金具がズレにくくなるので逆に好都合です。
というか刺さらないかもしれないですね……
1つ目の直径7.0mmでもちょっときつかったです
最初に差し込んだのは純正より0.5mmも直径が大きく開けたものです。
手で半分までは差し込めましたが、半分以上からなかなかに刺さりませんでした。。。
思ったより純正も無理やり差し込んでるんですね。0.5mm余裕があってもかなり差し込みづらいです(汗
そこで、ゴムハンマーで叩き込むことにしました。
鉄製のハンマーや金槌は流石に傷がついたり支柱が割れそうだったのでここは叩く部分がゴムでできているゴムハンマーを使って叩いて入れることにしました。
ゴムハンマーで金具が曲がらないように慎重に叩き込んで最後まで入れることができました。
ただ、キツキツに入った割には見た感じ隙間があるように見えましたので、接着剤を流し込んで補強しました。
2つ目の太い支柱も同じように差し込むことができました
何事もトラブルがなかったので差し込み終えた時の写真です(笑
2つ目の6.1mmの穴もそこそこきつきつでしたが最後まで差し込むことができました。
1つ目より穴の直径は狭かったですが、そこまで難しくなく差し込むことができました。
3つ目は流石に細すぎて入りませんでした
3つ目は流石に穴が細すぎて金具が全く入りませんでした(汗
ということで、リューターを取り出して細いドリルで穴を拡張したいと思います。
穴をドリルで撫でて周りを削っていく作戦です。
6.4mmまで拡張しました
そして、少し削っては測り、少し削っては測りをくりかえして、6.4mmまで広げました。
純正より0.1mm小さいぐらいまで近づけることができました。
これなら入るでしょう。
他のよりかなり入りづらかったですがなんとか差し込めました
頑張って半分まで差し込んだところです。
太い方より大きく穴を開けたつもりですが、かなりギチギチでした。なんで?
でも、6.0mmよりは明らかに差し込めるのでこのまま差し込んでしまい合いと思います。
悪戦苦闘してなんとか刺さりました。
これなら金具が取れることはまず無さそうです。
次回コペンに取り付けて完成です!
そしてフィッティングテストを再度行いました。
差し込みは純正より若干ゆるく簡単に刺さりますね。
純正より細いサイズなんですがなんでだろうか……
ダイヤルを回してみると、空回りぜずにちゃんと歯車が回るような感触がありました!
ちゃんとダイアルとして機能しているようです、良かったです。
ちゃんと使えることが分かりましたので、次回コペンに取り付けてエアコンダイアルのカスタマイズを完成させたいと思います。